whiteparasolの記

日記ではない

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」

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 その昔、ヴァージンレコードの店舗でジャケ買いした、メロス弦楽四重奏団のバラ売りCD全集9枚のうちの一枚。第10番のジャケットがウェブ上に見当たらなかったので代わりに第1&2番のものを引用するが、他の8枚も同じ画風の一連の抽象画からなる。一枚ごとにジャケットの地のテーマカラーが決められており、例えば上の第1&2番は深緑色、第7番は黒灰色、第10&11番は青灰色、といった具合。そして各CDのレーベル面は、対応するテーマカラーのインクで印刷されている。廉価版なのに、とても手が掛かっていて、製作者の心意気が伝わってくる。

「ハープ」という愛称を持つ第10番は、明るく軽快な第一楽章がとても魅力的だ。特に、水鳥が青空へ向かって一気に飛び立って行くようなコーダを聴いていると、これ以上充実した瞬間を他で手に入れるのは難しいような気がしてくる。(こういう吉田秀和氏みたいな言い回しを書いてみたかった。)

実のところ、第一楽章だけですっかり満足してしまって、後の三つの楽章は聴かずに終わることも多い。

画像引用元 https://www.amazon.com/Beethoven-String-Quartets-Op-18-No-1/dp/B000005A8B/ref=sr_1_6?s=music&ie=UTF8&qid=1481889850&sr=1-6&keywords=melos+quartet+beethoven